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腰痛に関わる筋肉について
腰痛に関わる筋肉は腰の周りに集中している、と考える人が殆ど全員だと思います。
ですが、人間の身体というのは全身が芸術作品のような連動関係をもっており、肩の筋肉や首の筋肉が発火点となって腰痛へと繋がる場合もあります。
また、足の筋肉が原因となって腰痛に繋がるという場合もあるほどです。
とはいえ、ここで全身のありとあらゆる筋肉についての説明をしている余裕は残念ながらありません・・・
ですので、あくまで一般論としての、腰痛が起きた際に最も直接的な変化が見られる部位の筋肉について説明をしたいと思います。
腰痛に関わる一般的な筋肉について
腰の深部を走るインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。主な役割は腰椎~股関節部位にかけての屈曲運動で、腰椎から大腿骨に向かって伸びています。本来筋肉とは2つの骨の間を結び、関節運動を司るものなのですが、この大腰筋は2つ以上の骨をまたがり、複数の関節に関わる筋肉です。
関連の深い筋肉に「小腰筋」というものがありますが、この場では割愛をします。
大腰筋とセットで扱われる骨盤周辺の筋肉です。二つの筋肉を合わせて「腸腰筋」とも呼びます。こちらは腸骨から大腿骨にまで伸びている、いわば「下半分」の筋肉にあたり、骨盤の安定や股関節の屈曲に大きな役割を果たします。大腰筋と同じく、座りっぱなしの状態が長く続く現代社会に置いては、微妙な緊張状態を強いられることが多い筋肉で、適度なストレッチが大切になります。
脊椎に沿って走る筋肉で背骨の支えの中心選手となります。脊柱起立筋は単純に1本の筋肉からなるわけではなく、更に3分割されます。つまり、脊柱起立筋とは「脊柱を支える筋肉群の総称」というわけなのです。腰を痛めてしまった人の多くはこの脊柱起立筋が緊張を起こし、脊椎が柔軟性を失ってしまっているのです。
なので、腰を痛めてしまっている場合は、とにもかくにも、脊柱起立筋をほぐしてあげる事は最低条件といえるでしょう。
腹筋といえば6つに分かれる「腹直筋」ばかりがついついイメージされると思いますが、実は身体を支える上で大切な役割を果たしている腹筋は斜筋です。
この外腹斜筋は身体が斜め方向に運動する際に活躍をしてくれる筋肉で、実は現代人の多くが使う事を忘れてしまった筋肉です。今や多くの人が腹筋運動は前後ろ、つまりは「腹直筋」だけを使った運動ばかりをしているのです。
身体があらゆる方向の動き、圧力に対して柔軟に対応する為には、この外腹斜筋をしっかりと鍛える事であらゆる方向に対しての強い耐久力、柔軟性を身につけておく必要があります。
外腹斜筋の対立筋となるのが「内腹斜筋」です。
丁度、外腹斜筋の向かい側に走っている筋肉です。その役割は外腹斜筋と基本的には同じであり、「外」と「内」の斜筋がしっかりと働く事によって、斜め方向、捻りに対しても強い、柔軟性に富んだ腰周りが完成するわけです。
強化の方法も「外腹斜筋」「内腹斜筋」共に共通していますので、どちらか一方を鍛えるというわけではなく、どちらの筋肉もしっかり鍛えるのがベストです。
勿論、この「内腹斜筋」にしてもやはり「外腹斜筋」と同様に現代社会の生活において余り使用されることがない筋肉となりますので、しっかりとケアをしてあげる事が大切になります。
